久しぶりにN4文型の「〜ところです」を教えました。
今からごはんを食べるところです。
今、ごはんを食べているところです。
今、ごはんを食べたところです。
この3つの文型を入れましたが、機能がわかりやすいので、導入はスムーズに行えることが多いです。
しかし、学習後に、この文型を自然な場面で使いこなせる学習者は少ないと経験上、感じています。
その理由はこの文型を使わなくても、意味は通じるからだと思います。
例えば、「今、ごはんを食べているところです」
この文と「今、ごはんを食べています」は何が違うのでしょうか。
そこをしっかり分析し、どんな場面で、何のために「〜ているところだ」を使うのか、学習者に提示する必要があります。
「今、ごはんを食べているところです」の言葉の裏にある真意を場面で理解させ、使えるように練習することが大切なのです。
テキストはもちろんこれらの機能を踏まえて作成されていますが、それ以外に自分で考えたディスコース練習やロールプレイなどを行うと効果的だと思います。
私は授業で「今、〜ているところです」を使用して、2種類の会話練習を行いました。
ちなみに、N3文型の「〜ているところへ」の機能を見てみると、「〜ているところです」の機能がより明確に理解できると思います。
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#N4文法