日本語教育機関の新学期が始まりました。
今学期は対面とzoomの並行授業です。
オンラインレッスンは現在も自宅で行っていますが、並行授業は初体験です。
スタート前は不安と緊張を感じていました。
対面授業と比較した際のオンラインレッスンのデメリット。
通常授業と比較した際の並行授業のデメリット。
これらを考慮した上で、できる限り効果的な授業を組み立てなければなりません。
また、PC操作が得意とは言えないので、授業中、もたついて貴重な時間を無駄にしたり、学生の集中力を失わせたりしないようにしなければと思いました。
そのため、春休み期間中、すでに並行授業の経験のある同僚の先生にお願いして、並行授業のやり方や注意点を丁寧に教えていただきました。
それを踏まえて授業に臨みましたが、それでもやはり初回は緊張しました。
初めて教えるクラスなので、個々の学生の日本語力や性格などを見極めながら、授業を進めなければなりません。
それに加え、初めての並行授業。
頭をフル回転させ、授業後はいつもの何倍も疲労を感じました。
私にとっては新たな試練だと感じた並行授業ですが、試行錯誤しつつ、数回経験してみて、やっと慣れてきました。
今、感じることはすでに並行授業を受けた経験のある学生たちはこのスタイルに慣れて、適応しているということ。
これは教師にとってはありがたいです。
また、対面授業でも予想外のハプニングは起こるし、教師もミスをしたりするもの。
PCやプロジェクターが不具合を起こしても、操作ミスをしてしまっても、落ち着いて対応すればよいのだと再認識しました。
これからの時代の日本語教師は対面授業、オンライン授業、並行授業などをこなせるスキルが求められると実感しています。
そう考えると、今回、並行授業に挑戦できたことはありがたいことで、教師として成長できるチャンスだと思っています。