ワークショップを実施いたしました。
受講されるお2人の希望を加味した上で、今回は「て形」を取り上げることにしました。
『みんなの日本語 14課』で教えるための教案を先に提出していただき、それぞれの受講生にもご自分の教案を送っておいてもらいました。
ワークショップ当日は教案のフィードバックをメインに行いました。
て形は活用形を覚えるのが大変なので、わかりやすく丁寧に、たくさんドリルをしなければなりません。
単調な練習にならないよう工夫も必要です。
また、学生から活用形のミスが出たときの直し方も大切です。
すぐに直さず、正しい活用形を引き出すためのヒントを与えて、まず考えさせます。
授業のまとめ、応用練習はテキストに会話練習がありますが、すぐにそのまま使うのではなく、実際に、その場面で学生がどんな依頼をするか、頼まれたらどう答えたらいいか、自然な文をよく考えた上で、練習方法を工夫するとよりよい学習効果が得られます。
お2人とも教案の流れはしっかりできていたので、細部をフィードバックさせていただきました。
また、て形の指導法に限らず、授業の進め方についてなど、自由に質問をしていただき、一緒に考える時間を最後につくりました。
最近は中級以上の授業を担当することが多いので、久しぶりに初級について振り返ることができ、楽しかったです。
どうもありがとうございました。

