中上級レベルのクラスの学生が、N3文型の使い方について質問してきました。
会話でよく使う文型ですが、機能が複数あること、対になる文型もあることで、混乱しやすい文型です。
そこで、学生のレベルに合わせて、機能別に例文をまとめたプリントと文作成の練習問題を作成し、授業で行うことにしました。
何度も教えてきた文型ですが、その文型を使わなくても文として成立する使い方もあり、非文が出やすいので、丁寧に練習する必要があります。
授業では、だいぶ前からN2文法を勉強していますが、このような質問をしてくる姿勢が素晴らしいと思いました。
今回のように、中上級、上級レベルの学生を教えていても、初級や中級レベルの質問が出たり、発話ミスなどが出ることは多々あります。
そのようなときはヒントを与え、なるべく学生自身に正しい言い方を思い出させるように、フィードバックをしていきます。
過去に勉強したといっても、外国語は使わなければ、忘れていくものです。
学生が間違えたときは、正しい使い方を学ぶチャンスです。
何度も何度も丁寧に教えていくことが大切だと思います。
今回、教えた文型は「〜ていく」と「〜てくる」です。
機能が多いので、全ての機能は使えませんでしたが、この文型を使用し、投稿してみました。