日本語学校の留学生クラスは、4コマありますが、必ず休み時間があります。
時間配分は学校によって違います。
日本語能力試験を間近に控えたこの時期。
特に、中級レベル以上は、試験対策の授業が多くなりますが、休み時間も学校で使用していない試験対策のテキストなどで、勉強している学生も多いです。
そして、あちこちから質問が飛んできます。
通常時の休み時間の教師と学生の過ごし方については、以前、投稿しました。
学生同士で話していたり、音楽を聴いていたり、タバコを吸いに行ったり。
教師は、学生と一緒におしゃべりをしたり、気になる学生に声をかけたり、黙って学生のおしゃべりを聞いていたり。
割と、のどかな時間が流れています。
しかし、今は休む暇はありません。
試験目前、学生も必死です。私も必死に質問に答えます。
学生の姿を見ていると、全員、合格してほしいと切実に思います。
ところで、日本語教師なら、日本語能力試験の難易度について、よく知っていますが、外国人を雇用している企業の方々は、N3、N2などの言葉は知っていても、実際にどの程度のレベルを求められているのか、知らない方も多いのではないかと思います。
受け入れる外国人の合格級の問題をぜひご自身で解いていただきたいなと思います。
N1の読解問題などは、日本人でも、楽々とは解けないレベルです。
また、英語に置き換えて考えてみると、彼らの大変さがわかるはずです。
日本に住んでいるだけで、合格できる試験ではないのです。