N3レベルのメインテキストでの「再話」

初めてN 3レベルで再話をしてみました。

メインテキストの本文読解の精読後に行いました。

大人数で、読解に苦手意識を持つ学生もいるクラスだったので、少し不安もありました。

けれど、やってみなければわからないし、本文が易しめだったので、思い切って本文の半分を再話させました。

やり方は少しイレギュラーだったと思います。

再話の準備段階を経て、ペアで再話の練習をした後、一人ずつ指名し、本文の最初から、少しずつ発表させていきました。

結果、見事にほぼ正確に再話ができました。

心を込めて、学生たちを褒めましたが、印象深かったのは学生たちの表情です。

ちょっと誇らしげな様子を見せつつ、きちんと言えたことに、学生自身が驚いている様子でした。

苦手意識のある科目は易し目の問題が解けても、「易しいからから解けただけだ。」と、ネガティブに考えがちなものです。

けれど、しっかり「再話」ができたことで、少し自信が持てたのではないかと感じました。

読解に限らず、学生はたいてい苦手意識のある科目があるものです。

その苦手意識を少しでも軽減させ、前向きに取り組めるような活動を取り入れていくことが、教師の大切な役割の一つであると、今回の経験を通して、再認識させられました。

機会があれば、また取り入れていきたいと思います。

私にとっても、素晴らしい学びになりました。

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