「今がいちばん若い」

この言葉が好きです。

誰にとっても、今がいちばん若いという意味です。

20代半ば過ぎの学生を教えていると、時々、「先生〜、私、もう◯歳ですよ。」と、男女問わず、唐突に嘆かれることがあります。

アジアの学生に多いです。

「何、言ってんの。まだまだ若い!」と笑いながら返しますが、その気持ちはわからなくもありません。

私自身、25歳のとき、「どうしよう。もう25歳だ‥。」と暗い気持ちになったことを覚えているからです。

当時、25歳を過ぎた独身の女性はクリスマスケーキと言われていました。

その頃の私は独身で、なおかつ会社を辞め、アルバイトをしながら、日本語教師養成講座に通っていました。

本当に日本語教師になれるのか、不安を感じつつ、日々を過ごしていました。

その頃のことを思い出すと、学生の気持ちがわかります。

日本留学を決意し、国での仕事を辞めて、日本語を勉強している彼ら。

若い学生と一緒に学んでいると、ふと不安を覚えることもあるでしょう。

でも、長い人生、後で振り返れば、素晴らしい経験をしたと思えるはずです。

子どもの頃には想像できなかった年齢になった私ですが、まだまだ「将来の夢」がたくさんあります。

叶うかどうかはわかりませんが、ずっと夢に向かって歩き続けたいなと思っています。

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