日本語学校、日本語教育機関の本棚は宝の山です。
新人教師の頃から、教えている教育機関の本棚にある、見たことのないテキストや、教師向けの専門書を必ず開いてみるようにしています。
例えば、日本語学校の本棚には、学習対象者である留学生向けの教材ばかりでなく、大学や大学院の留学生向け、ビジネスマン向け、定住外国人向けの本も置いてあったりします。
また、辞典類もあります。
文型辞典、類語辞典なども数種類置いてあることが多く、解釈は本により違いがあるので、見比べると勉強になります。
日本語の試験も、今は日本語能力試験が主流ですが、大学進学希望者のための日本留学試験や、ビジネスマン対象のBJT、レベルによって記述問題もある実用日本語検定(J.TEST)なども問題を見てみると、勉強になります。
経験が浅いうちは、学校にいても、その日の授業のことで頭がいっぱいになってしまいがちですが、本棚を見る時間を作ることをお勧めします。
次々と発売される新しい教材はもちろん、古い教材からも、授業のヒントをたくさんもらうことができるからです。