私の部屋にはさまざまな国の旅行パンフレットがあります。
旅行会社の前に置いてある無料のパンフレットです。
授業用に集めたもので、初級の授業で使用することが多いです。
導入に使用したり、文型を使って自国について話すタスクをするとき、参考用に学生たちに渡したり。
自国の観光名所や名物料理などのカラー写真を見ると、学生たちは笑顔になります。
異国にいると母国が懐かしくなり、自分の国や出身地の話がしたくなるものです。
今までさまざまな国のパンフレットを見せて、詳しく説明してもらいました。
教師も楽しめます。
ひとつ注意する点は、パンフレットに夢中になり、無言で読み始めたり、写真を見て、思わず母語でおしゃべりを始めたりする学生が出てくることです。
本来の活動に戻るよう、さりげなく注意しなければなりません。
パンフレットでなくても、教師がパワポなどで各国の写真をきれいにレイアウトし、プロジェクターで学生に見せるという方法も効果的だと思います。
ただ、初級の頃からパンフレットという「生教材」を見せることで、必要な情報だけ取る練習をさせたいなと思い、私はあえて使用しています。