昨夜、安倍首相の会見をテレビで見ました。
まさに緊急事態に直面している今、
首相の放つ一語一句を聞き逃すまいと
集中していました。
緊急事態宣言はロックダウンとは違う。
首相の口からは何度も「お願い」という言葉が発せられていました。
「お願い」という言葉に強制力はありません。
けれど、日本語話者なら、その意味するところが十分、伝わってくる内容だと
思いました。
「お願い」の真意を踏まえた「行動変容」は街の様子を見ても、明らかです。
もちろん、すでに宣言が出される前から始まっていましたが、今後、さらに
「多くの命を守るための各人の自粛」が
なされるであろうと推測されます。
危機的な状況に置かれているときの
政治家、特にその国のリーダーの発する言葉には、使用されている言語の特質と、その国民性が色濃く反映されている気がします。