今更ですが、『ダイナー』を見て、その世界観に酔いしれました。
蜷川実花監督作品は興味を持ちつつも、見たのは初めてでした。
圧倒的な色彩美に目を奪われる、殺し屋ばかり出てくるほぼ密室劇です。
俳優陣は豪華絢爛。
藤原竜也の演技力と美しさ。
窪田正孝のクールさと狂気。
大好きな本郷奏多の不気味な存在感。
さすが元宝塚、真矢ミキの男装の麗しさ。
そして、玉城ティナのつぶらな瞳。
画面に釘付けになりました。
ストーリーも流れるように無駄なくスムーズに展開していきます。
ラストシーン、感動しましたが、後で解説を読むと、あ、私…勘違いしていたのか…と切ない気分になりました。
まさに日常から引き離してくれる「映画」の持つ魔力を感じさせてくれる作品でした。
たぶん何度も何度も見返すと思います。