声がかけられなかった大スター 2020年5月12日

久しぶりに『インファナル・アフェア』を見ました。何度見ても素晴らしい作品です。

特に、トニー・レオンの哀愁漂う演技に引き込まれ、彼から目が離せなくなります。

実は、20数年前、表参道にあったシネシティ香港という香港映画のショップに度々、行っていました。

ある日、お店から出て、帰ろうとしていたとき、
すぐ近くに佇んでいる一人の男性がいました。

トニー・レオンでした。
普段着で、リラックスした様子で街に溶け込んでいました。

私は驚きのあまり、声をかけることもできず、
呆然と彼を眺めていることしかできませんでした。

また、『インファナル・アフェア』のもう一人の主役、アンディ・ラウにも
偶然、会ったことがあります。

やはり20数年前、香港旅行に行ったときのこと
です。
泊まっていたホテルに夜、戻り、エスカレーターでフロントに向かっているとき、後ろから
ドドッと人々が駆け上がってきました。

何事かと振り向くと、信じられないぐらい美しい男性と目が合い、固まりました。

アンディ・ラウでした。物凄いオーラでした。

彼らが去った後、フロントに聞きに行くと、
これからこのホテルで打ち上げをやると教えて
くれました。

私はその後、ロビーに残り、ずっと彼を待ち続けました。手にはたまたまその日に購入していた
彼のCDがありました。

2時間後、ロビーに出てきたアンディ・ラウのもとに歩み寄り、日本から来ました、ファンですと言って、CDにサインをしてほしいと頼みました。

気さくな笑顔でOKと言って、サインをしてくれました。

ロビーには多くの香港人のファンも彼を待っていましたが、そのときの私の目には入っていませんでした。

昔、中国と韓国の学生ばかりだった頃はこの話をすると、皆、驚き、興奮していました。

それにしても、なぜトニー・レオンには声を
かけることができなかったのか、今でも不思議です。周りには誰もいなかったのに。

好きな気持ちが強すぎたからでしょうか。

映画の話からだいぶズレてしまいましたが…
当時は会社員で、まだ日本語教師養成講座に通う前でした。

外国の映画、特に、香港映画が大好きでしたが、そのことも日本語教師を目指した理由の一つだった気がします。

当時、いつか香港に住んでみたいという夢を持っていたからです。

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