久しぶりに『インファナル・アフェア』を見ました。何度見ても素晴らしい作品です。
特に、トニー・レオンの哀愁漂う演技に引き込まれ、彼から目が離せなくなります。
実は、20数年前、表参道にあったシネシティ香港という香港映画のショップに度々、行っていました。
ある日、お店から出て、帰ろうとしていたとき、
すぐ近くに佇んでいる一人の男性がいました。
トニー・レオンでした。
普段着で、リラックスした様子で街に溶け込んでいました。
私は驚きのあまり、声をかけることもできず、
呆然と彼を眺めていることしかできませんでした。
また、『インファナル・アフェア』のもう一人の主役、アンディ・ラウにも
偶然、会ったことがあります。
やはり20数年前、香港旅行に行ったときのこと
です。
泊まっていたホテルに夜、戻り、エスカレーターでフロントに向かっているとき、後ろから
ドドッと人々が駆け上がってきました。
何事かと振り向くと、信じられないぐらい美しい男性と目が合い、固まりました。
アンディ・ラウでした。物凄いオーラでした。
彼らが去った後、フロントに聞きに行くと、
これからこのホテルで打ち上げをやると教えて
くれました。
私はその後、ロビーに残り、ずっと彼を待ち続けました。手にはたまたまその日に購入していた
彼のCDがありました。
2時間後、ロビーに出てきたアンディ・ラウのもとに歩み寄り、日本から来ました、ファンですと言って、CDにサインをしてほしいと頼みました。
気さくな笑顔でOKと言って、サインをしてくれました。
ロビーには多くの香港人のファンも彼を待っていましたが、そのときの私の目には入っていませんでした。
昔、中国と韓国の学生ばかりだった頃はこの話をすると、皆、驚き、興奮していました。
それにしても、なぜトニー・レオンには声を
かけることができなかったのか、今でも不思議です。周りには誰もいなかったのに。
好きな気持ちが強すぎたからでしょうか。
映画の話からだいぶズレてしまいましたが…
当時は会社員で、まだ日本語教師養成講座に通う前でした。
外国の映画、特に、香港映画が大好きでしたが、そのことも日本語教師を目指した理由の一つだった気がします。
当時、いつか香港に住んでみたいという夢を持っていたからです。