今月は春休みなどで通常より授業が少ないため、介護施設のバイトを増やしています。
介護士としてのスキルはまだまだです。
現場では利用者さんと介護職員の言動を
よく観察するようにしています。
見ていてお手本にしたいなと感じる
介護士。
それは大変な仕事であるにもかかわらず、楽しんで仕事をしている人です。
利用者さんも楽しそうに見えます。
これは日本語教師にも共通することだと
思います。
新人の頃は特に、仕事を楽しむことは
難しいかもしれません。
何時間もかけて授業準備をしたのに、
授業が思うようにいかず、落ち込むこともあるでしょう。私もそうでした。
けれど、授業中、学生とのやり取りの
中で楽しいひととき、一緒に笑える時間は必ずあります。
学生が教えた文型や語彙でユニークな文を作ったとき、学生が冗談を言ったとき、おもしろいエピソードや日本語での失敗談を披露してくれたとき、
母国のユニークな習慣を教えてくれた
とき、学生の意外な一面が垣間見えた
とき、私がおっちょこちょいミスをしたとき‥。
皆で笑い合うひとときが本当に楽しい
です。
講義ではなく、常に教師と学生が対話しながら進める語学の授業だからこそ、
自然に生じる時間だと思います。
この時間があるから、仕事の大変さより
楽しさが勝り、今まで続けてこられた
気がします。
外国人だからではなく、学生一人ひとりの個性に触れ、人と関わる仕事の奥深さを味わうことができます。
そして、楽しむためには教師自らが常に笑顔で、楽しもう!という姿勢で授業に臨むことが大切だと思います。