以前も学生から要望のあった練習です。
今回は以前、練習した外国人介護士の
一年後輩のクラスから同じ要望がありました。
世間話の会話練習‥まだ試行錯誤中です。
通常、新出文型の練習後、その文型を
使用したディスコース練習、ロールプレイなどを自分で考え、行うことはあります。
また、会話のテキストを用いて、テキストに提示されている文型や表現を使用し、例えば、「許可を得る」などの練習をすることはあります。
今回は新たな試みとして、学生のニーズから考えてみました。
まず、利用者さんとの世間話。自分の
介護現場での経験を思い出してみました。
利用者さんは昔話をされることが多いです。これは記憶のメカニズムと関係があり、過去のことはよく覚えているからだと思います。
次に、日本人介護職員との世間話。
これも自分の経験から考えてみました。
ただ、こちらは自分と施設の職員の年齢層などにより、話題も変わってくるので、学生が就労している施設の職員の年齢層と学生の年齢から話題を予測しておきました。
ここまで考えて、それぞれ想定される話題をたくさん考え、その話題を拾ってつなげる短い会話を作成してみました。
すると、あるN3文型を使うと、スムーズに会話が続くことに気がついたので、
その文型を使用して練習することにしました。
私が利用者さん役、日本人介護職員役に
なり、学生と個別で練習してみました。
会話を切り出す役、切り出される役、
どちらも行いました。
N2レベルの実力があるので、上手に会話を続けられる学生が多かったです。
けれど、実際にこの練習が役に立ったかどうかは学生に聞いてみないとわかりません。
他にもっと有効な練習方法がないか、
リサーチしつつ、今後も試していきたいと思います。