スカイプレッスンでの気づき 2020年5月5日

先日、複数名対象のクラスで、初めて
スカイプレッスンを行いました。
ずっと対面で教えていたクラスです。

カリキュラムの都合で、講義に近い内容だったこともありますが、終了後、いつもより疲労感を覚え、また、もやもやとした気持ちになりました。

なぜだろうかと考えてみて、その答えが
わかりました。

学生全体に問いかけて、複数の学生から同時に答えが返ってくる。
通常の授業なら、対応できるこのような場面に、画面越しだとうまく反応する
ことができなかったからです。

また、学生の読み間違いや、発話ミスを訂正しても、対面より伝わりにくいと
感じました。

全体的に、対面より一方通行の授業に
なってしまった気がしました。

では、どうすればいいのか。

その答えは、別の機関で始まるズームの
練習をしてくださった先生の言葉で
見つけることができました。

ズームの機能は充実しているが、
それでも対面授業と全く同じようには
できない。教師主導にならざるを得ない
面がある。

そのような話を聞いて、ハッとしました。

私は対面授業と全く同じようにオンラインレッスンをしたい、しなければと
思い込んでいたのだと。

「別物」だと考えて、それぞれの特質を生かした授業をすればいいのではないかと。

教師は柔軟性が大切だと常々、思っていますが、欠落していたと気づかされました。

今回、オンラインに切り替わった授業はコロナによる一時的なもので、また通常授業に戻ると思われます。

その間、オンラインならではのいい点を生かせるような授業を模索していこうと前向きな考えに変わりました。

とはいえ、現状、数回で終わると予測
されるので、そこまでたどり着けない
かもしれませんが、何事も無駄な経験はないはずです。

対面授業のよさを改めて認識できたのもよかったと思います。

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