コロナ禍で起きた授業の変化 2020年6月16日

終わりの見えない新型コロナウィルスの流行。
目に見えないウィルスとの戦いは人を疲弊させます。

ここ数ヶ月、学生の様子を観察していて、留学生も、外国人介護職員も、疲れているなと感じることが多々あります。

それでも、授業中、懸命に勉強している姿を見て、私の心境も変化が生じてきました。

例えば、注意したりするとき、いつもより優しく声をかけたり、少し大目に見たりしています。

そして、現状に対する本音が漏れるショートスピーチなどを行うようにしています。

話すこと、不安を他の学生と共有することで、少し気持ちが楽になるのではと思うからです。

外国で直面する非常事態のストレスは大変なものだと思います。

経験した人間にしかわからないでしょう。

今、世界中の人々が平時とは違う緊張感を持ち続けながら、生活をしています。

私自身も疲労を感じますし、その影響か、いつもより頭の働きが鈍く、授業中、即興でわかりやすい例文がすぐに浮かばなかったり、学生に伝えるべきことを忘れてしまったりすることがあります。

情けないな、申し訳ないと思いつつ、学生に謝ったりしていますが、学生は優しく許してくれます。

それに甘えていてはいけないと反省していますが、その優しさが心に染みます。

このような状況だからこそ、他者への優しさを忘れてはいけないと改めて感じています。

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