オンラインで講座を行いました。
以前、実践演習講座を受講していただいた方です。
その後、日本語学校の採用試験に合格し、コロナの影響で待機中とのこと。
『みんなの日本語』1課前半の
教案フィードバックを行いました。
1課の教案は新人にとって、難しいと思います。
まず、目標をしっかり定めて、丁寧に練習を積み重ねていかなければなりません。
国で日本語を勉強してきた学生がほとんどとはいえ、日本人に通じる発音、アクセントで発話させるにはしっかりとたくさん練習しなければなりません。
自分の名前を日本人にわかりやすく発話する。この練習だけでも時間がかかります。
教師の語彙のコントロールも大変ですが、意識するあまり、不自然な発話や
質問になっていないか、教案作成後、
客観的な目で見つめ直す必要があります。
また、0レベルでも導入・規範は大切です。
場面を提示し、教師が一人二役をする
会話で導入するなど、工夫が必要になります。
学生はとにかく日本語で話すことが楽しくてしかたがない時期です。
基本をしっかり教えた上で、ペア練習、前に出て皆の前で話す練習、インタビューワークなどを取り入れながら、単調にならない楽しい活動ができるように意識して教案を作成するといいと思います。
