『コンフィデンスマンJP プリンセス編』と寸借詐欺 2020年7月26日

ドラマが大好きで、昨年公開された『ロマンス編』も映画館に見に行きました。

今回も絶対、映画館で見たいと思っています。

撮影地は違いますが、今回のターゲットはシンガポールの大富豪。
シンガポール大好きな私にはたまりません。

詐欺師の小説や、ドラマ、映画は好きですが、実際に「詐欺に遭う」のはもちろん避けたいこと。

実は、過去に一度、寸借詐欺に遭ったことがあります。

30代の頃、実家の近くの道を歩いていたときのことです。

雨の中、傘もささずに佇んでいた初老の女性が声をかけてきました。

「財布を落としてしまったので、千円、貸してほしい。」そう言われました。

歩いて10分くらいのところに交番があるから、相談してみたらどうですか。

そう話す私に、その女性は悲しげな表情で、

「千円あれば、うちに帰れる。貸してください。」と切々と訴えてきます。

当時、経済的に苦しく、私の財布には三千円しかなかったのですが、私は根負けして、千円を渡しました。

彼女はお金を受け取ると、ありがとうと言い、私の連絡先も聞かずに去っていきました。もちろんそれっきりです。

「それ、寸借詐欺でしょ。なんでお金、あげちゃったの!」と後から友達に怒られました。

詐欺だろうなあと思いつつ、もしかしたら返しに来てくれるかもしれないと信じたかったのかもしれません。

自分の甘さを反省し、以後、気をつけるようになりました。

金額は小さかったものの、詐欺に遭うのは「信じた人に騙される」こと。

傷つき、深く心に残りました。

授業で「詐欺に遭う」という語彙を教えるたびに、思い出す体験です。

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