書き初めと川柳 2020年1月4日

介護施設で利用者さんに書き初めをしてもらいました。

このようなとき、なぜか職員も一緒に
書く施設なので、私も数十年ぶりに書いてみました。

何を書こうかなと少し考え、頭に浮かんできたのは‥

「初志貫徹」

躊躇することなく、一気に書きました。

下手だけど、男が書いたような力強い字だなと、書き上げた作品を見て話したら、介護職員が深く同意していました。

小学生の頃、毎年、宿題として出される書き初めが嫌でしかたなかったのですが、ふとそう思っていた理由に気づきました。

書く言葉が決められていたから、つまらなかったのだと。
書き初めは自由に書くからこそ楽しいと思います。

自由に書くといえば、授業で何度か、
川柳を取り上げたことがあります。

まず、その年のサラリーマン川柳をいくつか紹介し、誰がどんな気持ちで詠んだ作品か、推測させます。

サラリーマン川柳は時事問題、日本人の
人間関係、職場環境などを知るために
有効だと思います。

紹介した後に、学生に自由に川柳を作らせます。

外国語で作るのはハードルが高いし、
このような活動は得意不得意が顕著に
表れます。

短時間ですばらしい作品を作る学生も
いれば、なかなか作れず、ずっと頭を悩ませている学生もいます。

できはともかく、学生の作った川柳は
そこから思わぬ本音を知ることもあり、
教師にとっては、どれもとても興味深いです。

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