介護施設で利用者さんに書き初めをしてもらいました。
このようなとき、なぜか職員も一緒に
書く施設なので、私も数十年ぶりに書いてみました。
何を書こうかなと少し考え、頭に浮かんできたのは‥
「初志貫徹」
躊躇することなく、一気に書きました。
下手だけど、男が書いたような力強い字だなと、書き上げた作品を見て話したら、介護職員が深く同意していました。
小学生の頃、毎年、宿題として出される書き初めが嫌でしかたなかったのですが、ふとそう思っていた理由に気づきました。
書く言葉が決められていたから、つまらなかったのだと。
書き初めは自由に書くからこそ楽しいと思います。
自由に書くといえば、授業で何度か、
川柳を取り上げたことがあります。
まず、その年のサラリーマン川柳をいくつか紹介し、誰がどんな気持ちで詠んだ作品か、推測させます。
サラリーマン川柳は時事問題、日本人の
人間関係、職場環境などを知るために
有効だと思います。
紹介した後に、学生に自由に川柳を作らせます。
外国語で作るのはハードルが高いし、
このような活動は得意不得意が顕著に
表れます。
短時間ですばらしい作品を作る学生も
いれば、なかなか作れず、ずっと頭を悩ませている学生もいます。
できはともかく、学生の作った川柳は
そこから思わぬ本音を知ることもあり、
教師にとっては、どれもとても興味深いです。