仕事に対するスタンス 2020年1月26日

今、日本語教師、介護職員、相談窓口業務などの仕事をして収入を得ています。

複数の分野で働いているので、それぞれの職場で、一緒に働く方々の仕事に対するスタンスを垣間見ることができ、
興味深いです。
もちろんスタンスは人により違います。

世の中には星の数ほど多くの種類の仕事がありますが、私は人相手の仕事ばかりしています。

人相手の仕事。
例えば、接客業なら、お客様に対する
サービスがいちばん大切でしょう。

けれど、日本語教師や、介護職員の仕事はそれぞれ「学生」「利用者さん」からお金をいただいているのですが、
「お客様」扱いをするのは仕事の内容を考えると、少し違和感があります。

この複雑さが日本語教師や、介護職員のスタンスの違いが生まれる原因なのかなと感じています。

紆余曲折を経て私がたどり着いたスタンス。

まず、日本語教師。

私にとって、学生は友達や、子どもではなく、外国語を学ぶひとりの人間です。
誰でも国を離れれば外国人。特別な存在ではありません。
そして、目線は横です。教師によるスタンスの違いはもちろんあると思いますが、上から目線は違うと感じます。

次に、介護職員。
私にとって、利用者さんは人生の大先輩。その一言に尽きます。
誰でも年を取り、体が思うように動かなくなり、いろいろな面で衰えていきます。自然の摂理です。

利用者さんができなくなってしまったことをお手伝いする。ただそれだけです。
介護職員が利用者さんに対して上から目線で接するのは言語道断だと思います。

どんな仕事でも同じだと思いますが、
自分がどのようなスタンスで仕事を
しているか、自覚することが大切なのではないかと痛感します。

そして、周りをよく見て、自分が理想とする接し方をしている方々をお手本に
していくと、自分らしい向き合い方が
できるようになってくると思います。

学生と利用者さん。

どちらも面と向かってクレームを言いづらい立場に置かれていると感じるので、自らの言動を客観視できるようにしなければならないと常に感じています。

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