非漢字圏に熟語を教える場合 2019年11月2日

最近、学生が非漢字圏ばかりなので、
語彙を教えるとき、意識していることがあります。

これは日本語教師は皆、意識している
ことだと思います。

中級くらいから熟語が格段に増えていきますが、非漢字圏の学生にとって、
全て覚えるのは大変なことです。

そこで、熟語をバラして、意味を推測させる練習をしていきます。

例えば、

推進→進めること
発送→送ること
滞在→いること

というように、漢字一字の意味がわかれば、意味を推測できる漢字もたくさん
あります。

推測する力をつけていかないと、特に、日本語能力試験の読解などは太刀打ちできなくなってしまいます。

学生はわからない熟語を見ただけで、
戸惑い、諦めてしまうこともあります。

まず教師が熟語の漢字一字、またはそれぞれの漢字の意味を質問してから、意味の説明をしていくことで、学生自身で推測させる力を養うことが
大切だと思います。

そのためにも、N 5、N 4レベルの漢字をしっかり覚えさせることが必要になります。

タイトルとURLをコピーしました