30代前半の頃、ふと疑問に思ったことです。
その頃はまだ若者言葉や、若者の間で
流行っていることが大体わかりました。
けれど、10年後、20年後になったら、
たぶんわからなくなる。
言葉を教える立場としてはどうすれば
いいのだろうかと。
そして、今。ネットという心強い味方が
いますが、それでもやはり追いきれない面があります。
ただ、この悩みを解決してくれたのは
学生でした。
若者言葉は変化し続け、消えていく言葉も多いので、進んで教えることは元々
あまりありませんでした。
でも、若い頃は学生の口から出てくる
若者言葉の意味がわかりました。
今はわからないことがあります。
「それはどういう意味ですか。」
学生に聞くと、うれしそうに説明して
くれます。日本人が使っていますよと
笑いながら。
基本的に、学生は教師が知らないことを
教えるのが好きです。張り切って教えて
くれることが多いです。
「日本語で説明する」のは学生にとって効果的な練習にもなります。
また、iPhone11proについても、学生が
詳しく教えてくれました。
iPhone8に満足している私にはいい勉強になりました。
若者言葉も、流行りも学生は敏感です。
興味があるからです。
わからない時は学生に教えてもらおう。
それが学生の日本語の練習につながると気づきました。
だからといって、知らなくていいと
あきらめず、足掻くことは続けようと
思っています。