介護職と母性と日本語教師 2019年10月21日

介護職の方が書かれた文章に感銘を受けました。

人は最期に母性を求めるもの。
介護職は性別を問わず、母性を求められることが多々あるのだと。

そのような内容でした。

読んだとき、思い出したのは初任者研修で教えてくださる先生、そして、バイト先の介護職の方々。

確かに、年齢にかかわらず、母性と懐の広さを感じます。
この方々に私の介護をしてほしいと、
ふと思うことがあります。

では、日本語教師に母性は必要か。

養成講座で、学生は大人だから、
マザーリングをしてはいけないと習いました。

ここでのマザーリングとは、学生に対して、子どもにするような話し方をする、
子ども扱いをするという意味です。

その言葉を肝に銘じ、教師になってからずっと気をつけています。

けれど、自分が年を重ねるにつれて、
若い学生に対して、子ども扱いはしませんが、母性をもって接するようになってきたように感じています。

これは自然なことであるようにも思いますが、だからといって、教師は皆、母性が必要だとも思いません。

いろいろなタイプの教師がいたほうが
学生にとってはいいでしょう。

若い頃は年齢の近い学生や、年上の学生もいて、教師らしくしなければと、
どこか力が入っていた気がしますが、
今は肩の力が抜けて、ある意味、リラックスして教えられるようになりました。

年齢によって、自分も変わっていくのだなと、文章を読んで、気づかされました。

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