会話でよく使用される文型です。
例えば…
A:海外旅行に行くの?うらやましいなあ。
B:いや、海外旅行といっても、3日だけだよ。
一見、理解がしやすそうに見えますが、意外と不自然な文が出てきます。
A:留学するんですか?すごいですね。
B:ええ、でも、留学といっても、1年だけですから。
→学生が作成した文です。1年は短くはないですよね。
2年コースで日本語を学んでいる彼らの「主観」による
ものだと思います。この文は訂正を入れます。
「~といっても」は、会話の例をたくさんを出して、理解させていきます。
特に、大人数クラスでは、理解するまでの時間に個人差が生じるので、個々の学生の理解度を注意深く見ながら、
進める必要があります。
また、この文型は謙遜の機能で使用されることもあるので、例文を紹介します。
最後の応用練習では、クラスメートについて、例えば、
日本語以外の外国語力などで、会話を自由に作成させます。
実際と異なる冗談の文も出てきますが、皆で笑い合いながら、自然に学生同士で文が正しいかどうか、フィードバックをし合う姿が見られます。