今、テレビで紹介されていました。
7つの言葉を言われた時の気持ちを表現したお菓子が埋め込まれていて、食べることができます。
例えば、「すき」は甘いパイ生地。
「バカ」は唐辛子が振りかけられたせんべい。
これは素晴らしい絵本だと感動しました。
大人も味わってみたほうがいいのではと思いました。
私がいちばん反応してしまう言葉は
「チビ」。
物心ついた頃から人並みはずれて小さかったので、嫌というほど言われました。
中学1年で128センチしかありませんでした。
今は152センチです。
子どもは残酷な生き物。普通と違うところを容赦なく攻撃してきます。
特に男子はすごかったです。
「チービ!」と毎日言われ続けました。
そこでメソメソと泣く‥タイプではなく、言い返していたので、余計に言われる羽目になりました。
今となると、貴重な経験をしたなと思います。
ちなみに、初級日本語のテキストには
「〜が好きです。」の練習はありますが、「〜が嫌いです。」は普通、出てきません。新出語彙として出てくることはありますが。
このことに気づいたとき、温かい気持ちになりました。
授業でも、「嫌いです。」は強いから、「あまり好きじゃありません。」
または、「あまり‥。」を使いましょうと教え、練習します。
言葉に本当に味があったら、言葉の使い方も変わるだろうなと想像してみると、
世界が変わる気がしました。