地方から東京の大学や、会社に入るため、上京してくる人はたくさんいます。
高校卒業後、多くの地方出身者と知り合い、仲良くなりました。
東京育ちの私にとって、彼らの出身地の話、方言などは
未知の世界でとても魅力的でした。
ところで、一般的に、地方出身者が「東京は…」と語るとき、ネガティブな内容が続くことが多いです。
実際は、東京は地方出身者が非常に多いのですが。
東京の悪口を言われても、それほど気に留めてこなかった私ですが、彼らと反対の道、東京から地方に住むことになり、新たな発見がありました。
東京出身者が地方のネガティブな話題をすると、嫌味に聞こえる、自慢していると捉えられることがあるということです。
普通の話題でも、「東京では…」と言っただけで、そう捉える人もいます。指摘されたことがあります。
この件に関して、私は特に「嫌だなあ。」と感じたことはありませんが、少し気をつけるようになりました。
親しくなると、冗談で「東京ネタ」を出し、突っ込みを待つ→一緒に笑うということはあります。
学生にも、「先生、東京自慢ですか~?」と突っ込まれたことがあります。
誰にとっても、故郷は特別な存在で、それは地方出身者も、東京出身者も同じです。そこはわかってほしいなあと思います。
ただ、長野に移住して、12年目になり、だんだん「長野愛」が強くなってきている自分に気づき、おもしろいなあと最近、感じています。
長野は広く、地域ごとに個性があります。
もっともっと知りたいと、好奇心が尽きないのです。