学生は教師の何を見ているのか 2019年4月16日

4月から複数の新しい授業が始まり、緊張の日々を過ごしていましたが、ようやく少し落ち着きました。

今回、改めて「学生の教師に対する視点」について感じるものがありました。

新人の頃、学生をじっくり見ながら、授業をする余裕は
あまりありませんでしたが、無意識に「初回が大切」だと
思っていました。

人は第一印象に引きずられるもの。
もちろん、後で修正はできますが、学生も初回の授業で
どんな教師か、ある程度判断し、自分の態度を決めてくる
気がします。

学生が見るところ。

この先生は厳しいか、優しいか、厳しくても愛があるか、熱意があるか、教え方が自分に合うか、わかりやすい授業か、おもしろい授業か、ためになる授業か、難しい質問に答えられるか、どこまで冗談が通じるか、学生を上から目線で見下していないか。

自分の経験を通して、学生から感じ取ってきたことです。
学生は無意識にいろいろな方法で教師を試してきます。

新人の頃は授業をするだけで精一杯。それはそれでいいのです。
この先生、まだ慣れていないみたいだけど、一生懸命教えてくれているなと学生は温かい目で見てくれます。

ただ、中堅以降は、上記の学生の視点を意識し、学生の
授業に対する反応から、自分で直したほうがいいと思う
ところ、工夫が必要だと思うところなどに気づいていかないと
いけないと思います。

教師はいろいろなタイプがいるからおもしろいのであり、
「理想の教師像」はひとつではありません。
自分の性格や適性に合う「理想の教師像」に近づきたいと
思いつつ、私も日々、教えています。

ちなみに、私はいつも「初日はいろいろな意味で少し控えめにしよう」と思うのですが、なかなか上手にできません。

今回も、初日の授業後、「先生、お願いがあるんですが、もう少し声を小さくしていただけませんか。」と、
フィードバックをされてしまいました。

…すみません。緊張すると、ただでさえ大きい声がより
大きくなる癖があります。気をつけたいと思います。

学生のフィードバックは教師にとって、自身の振り返りができる、ありがたい言葉です。

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