学生の授業中の「顔」と、プライベートの「顔」2019年3月25日

自分の学生時代を思い出してみると、授業中、先生の前で「素の顔」を見せることはほとんどなかった気がします。

他のクラスメートも同じように感じました。
休み時間や、プライベートで遊んだときなど、授業中とは違う生き生きとした姿や、意外な一面を見ることができました。

留学生の場合、学校行事でハッとさせられることが多いです。

スポーツ大会や、バーベキュー大会。授業中、静かで目立たない学生が運動神経抜群だったり、あまり積極的ではない学生が、バーベキューで率先して、肉や野菜を焼き、皆に配って回ったり。

今は、それに加え、Face bookがあります。
SNS世代の彼らは投稿が大好きです。
一時帰国中の写真、旅行に行った写真、アルバイト先で撮った写真、クラスメートと食事やカラオケに行った写真…。

写真ばかりではなく、動画も多いです。
同じ国の学生たちと食事に行き、楽しそうに母国語を話しながら、日本のお店で食べたり、飲んだり。時々、日本語が混ざっているのが微笑ましいです。

教師はとかく学校だけの姿で学生を判断しがちですが、
それは彼らの一部分の姿にすぎないと思います。

真面目に取り組む学生、あまり真面目に取り組まない学生、積極的な学生、消極的な学生、いろいろな学生がいますが、Face bookで垣間見ることができる彼らのリラックスした姿が、本来の「素」にいちばん近いのではと感じています。

また、この3月、私が0レベルから卒業まで担任をした
学生たちが専門学校や、大学を卒業しました。
彼らの卒業式での晴れやかな笑顔の投稿を見て、
ああ、よく頑張ったなあと、当時を思い出し、母のような気持ちになりました。

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