学生の「教師力」に脱帽 2019年9月25日

学生を教師役にする学生主体の授業を
行うことがあります。

先日、介護の語彙の復習ゲームを完全に学生主体で行なってみました。

それまで何回も行っていたので、
何か工夫ができないかなあと準備の段階で考えてみました。

予習、復習を欠かさないモチベーションの高いクラスで、定着もいい。

そこで、ゲームの問題作成、ゲームの
進行、ゲーム後のフィードバックまで
全て学生にやってもらいました。

もちろん、必要なら、私が補足しようと思っていましたが、ほとんど出番はありませんでした。

その日の授業、私はほとんどホワイトボードの片隅に座り、見ているだけの人と化しました。

学生を教師役にした活動でいちばん難しいのは、学生が学生にフィードバックを的確に行うことですが、それも見事に
やってのけました。

受け身になりがちないつもの授業より
皆、生き生きとしていました。

終了後、「すごいですね。皆さん、日本語の先生になれますよ!」とお世辞抜きで褒めると、皆、微笑んでいました。

学生は授業をいつも受けているので、
教師役をやらせると、自然にこなせる
ことが多いです。

また、他の学生の気持ちがよくわかるので、フィードバックもうまいです。

もちろん、クラスのレベルによっては
補足が必要になりますが。

その日は「私、ほぼ何もしなかった。」と、ちょっと申し訳ない気持ちになりましたが、すごくうれしかったです。

ノンネイティブの日本語教師をもっともっと教壇に立たせるべきだと改めて思わされました。

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