長野に移住してから11年間、教えてきた日本語学校を
今学期で辞めました。
非常勤からスタートし、初の専任講師も経験させていただいた学校です。
職場の雰囲気が温かく、先生方との関係もよく、多くの学生たちと濃厚な時間を過ごしてきました。
半年前には学校側に辞めることを伝えましたが、私にとっては非常に大きな決断でした。
国策により、多分野で需要の高まる日本語教師。
今後、様々な対象者に日本語を教えていきたい、そして、その経験を生かして、後進の育成に携わりたい。
そう思ったとき、慣れ親しんだ環境から離れ、
0からスタートすることで自分自身を鍛え直したいと思いました。
教えていた学生たちに辞めると伝えたときがいちばんつらかったです。「どうして?」「どうして?」と聞いてくる学生に、正直な気持ちを必死に伝えているうちに、涙があふれていました。こんな経験は初めてでした。
私の話を聞いた、ある学生は「先生を応援します。」と言ってくれました。
お世話になった先生方、事務の方々も、エールを送って
くださいました。感謝の気持ちでいっぱいです。
日本語教師になってから、留学生教育はずっと私の軸
でした。学ぶことがたくさんあります。
それはこれからも変わりません。
ただ、それ以外に、今携わっているEPAの介護福祉士候補者への日本語教育、介護施設のアルバイトも続けていきます。
そして、今後、技能実習生に対する日本語教育にも携わっていきたいと思っています。
フリーランスの日本語教師研修も、もちろん続けます。
4月から北信地方で留学生教育に携わります。
土地勘のほとんどない北信地方。長距離通勤になりますが、新しい先生方、学生との出会いに、緊張しつつも、
わくわくしています。
慣れてきたら、北信でも2時間講座が開講できるかもしれないと思っています。
自分の夢に向かって、歩んでいくつもりです。