外国語の台詞 2019年9月11日

授業中、授業の流れと関係のない言葉を学生が突然つぶやくことがあります。

しかも、意味がわからない。
聞くと、学生の好きな日本の漫画に出てくる台詞だったりします。

漫画で使われる台詞は独特なものもあるので、いつ使うと教えればいいのだろうかと悩んでしまうこともありますが、
おもしろいなあ、すごい影響力だなあと思います。

私もアメリカのドラマや映画が好きで、
字幕を見つつ、聴解練習がてら楽しんでいます。

実際に使用したら、まずいだろうなと
思う台詞が連発されているのはタランティーノ。

本当に「汚い言葉」がたくさん出てきます。
でも、なぜか嫌な気分になりません。

それは、登場人物の人間関係に合っていて、使われる場面が自然で、そして何よりタランティーノの登場人物に対する愛情のようなものが伝わってくるからかもしれません。

バイオレンス要素が強く、予測不可能な急展開をしていくことが多いタランティーノ映画ですが、必ず普通の日常会話が
丁寧に織り込まれています。

その部分が大好きで、笑ってしまいます。

多くの人を魅了する脚本が書ける人間は言葉の天才でもあると思います。

タイトルとURLをコピーしました