外国人との「初遭遇」体験 2019年5月13日

私が子どもの頃、近所に外国人は住んでいませんでしたし、小学校にも外国人児童はいませんでした。
英語教育も中学校からで、先生も全て日本人でした。

そんな時代の「外国人との初遭遇」は小学生のとき。
父の仕事の関係で、時折、うちにアメリカ人から電話が
かかってきました。

何の気なしに電話を取ると、相手が解読不可能な言葉で
話してくる。驚きと恐怖で、すぐに受話器を放り出し、
「パパ~!」と叫び、電話を代わりました。

当時の私にとって、外国人は「宇宙人」のような存在だったのかもしれません。

大学に入り、留学生と話したり、
アメリカに短期語学留学したり、長期休みに海外旅行を
したりする機会があり、自然に海外への興味が増して
いきました。

そして、今では「外国人と関わる生活」が当たり前に
なりました。

一度、日本語教師に疲弊し、あえて離れ、違う仕事をして
いた頃は、時間が経つにつれ、「なぜ日本人としか交流が
ないのか。」と、禁断症状が出てきて、やはり私は外国人と密に関わる日本語教師が大好きなのだと気づかされました。

今や、街を歩いていると、海外からの旅行客、
在住外国人、留学生の姿を目にするのが当たり前の風景になりました。

20数年、教師を続けてきて、もはや「日本人」「外国人」「○○人」という感覚も薄れてきています。

今後、進むであろう日本の多国籍化が楽しみでなりません。

いろいろな意見があり、議論が交わされていますが、
マクロな視点では皆、「地球」という星に住む同じ人間
に過ぎないと思います。

SF好きの私としては、いつか「宇宙人」にも日本語を
教えてみたいと空想することがありますが、さすがに実現は難しいでしょうか。

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