初めて日本語学校で教えるとき 2019年4月4日

初めて日本語学校の留学生クラスを担当することになったとき。

それまで、海外で教えた経験と、日本でプライベートレッスンなどの経験が少しありましたが、非常に緊張したことを覚えています。
日本語学校は学校により、細かいルールがたくさんあり、
また、教え方も学校によって違いがあるからです。

出席管理:留学生は出席率が非常に大切です。遅刻、
早退、欠席など、細かく記入するのが普通です。
出席率が悪いと、ビザの更新にも影響します。

授業中の飲食:授業中、食べることはもちろん禁止ですが、飲み物に関しては、学校により、異なります。

携帯電話の使用:授業中、携帯を使用し、辞書アプリなどを使用していいのか。使用可能な学校もあれば、一部使用のみ可能、または、全面禁止の学校もあります。

体調不良時:授業中、学生が体調不良を訴えてきた場合。
これも学校により、対処方法が異なります。

Face book:Face bookが大好きという留学生が多いですが、教師とつながっていいのか。これも学校によりルールが異なります。ただ、学生が卒業した後は、ご自由にどうぞという学校が多いと感じています。

教師の服装:学校により、若干、異なります。私の経験では、ノースリーブや、ジーンズは不可の学校がありました。ジーンズ不可の学校は多いと思います。
普通の服装なら問題ないと思います。

教師の媒介語使用:多国籍、大人数の留学生クラスでは、基本的に禁止の学校がほとんどだと思います。

教え方:同じテキストを使用しても、学校により、違いはあります。ただ、直接法のベーシックな教え方の流れは
大体同じです。採用後研修で教え方については詳しく教えてくれます。

上記以外にも細かいルールがあります。
初めて教えるときは、「細かい…。覚えられない。」と
不安になりますが、皆、同じです。教えていくうちに、慣れていくので大丈夫です。

逆に言えば、学校のルールに従い、カリキュラム通りに教えることができるようになれば、日本語教師としての基礎が身につき、他の教育機関、企業レッスンなどに対応できるようになります。

スタート時は皆同じ。間違えても、失敗しても、少しずつ成長していけるよう努力していくことが何より大切です。
学生は新人の先生が努力している姿をちゃんと見ていてくれますから。

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