日本語学校などで初級を教える際、よく使用されるのは『みんなの日本語』だと思います。
テキストの教え方マニュアル、活動集、練習帳などもあり、便利だと思います。
ネット上に、教え方の流れの書かれたサイトもあります。
これらを活用するのもひとつですが、違う切り口として、『みんなの日本語』以外のメインテキストを見てみるのもとても役に立ちます。
初級日本語のメインテキストはたくさんありますが、
例えば、『文化初級日本語』、『できる日本語』、
『はじめよう日本語』、『大地』など。
『みんなの日本語』で教える際、私はこれらのテキストの同項目の部分を見て、導入や、ドリル練習、応用練習の参考にすることがあります。
同じ文型でも、テキストにより、場面や、練習方法が異なることがあるので、ヒントになるのです。
あ、こんな場面でもよく使うなと、気づかされたりします。
たくさん出版されているタスク教材は新人の先生もよく使用していると思いますが、メインテキストを複数見て、
見比べてみることはとても勉強になるし、教え方の幅を広げてくれると思います。