日本語能力試験の語彙のテキストなどに
は一般的な語彙が場面ごとに提示されていたりします。
類義語もありますが、説明する際の使い分けの例文など、身近な例で提示しやすいです。
介護の言葉の場合は、一般的な語彙も、もちろん教えますが、専門用語の類義語も出てきます。
例えば、伝染と感染、全快と全治、
疾病と疾患など。
これらも使用例を挙げて、教えなければなりません。
また、通常あまり教えない語彙も出て
きます。
例えば、安楽。
辞書で調べただけでは十分な説明ができない語彙です。
介護職は、利用者にとって安楽な姿勢とはどのような姿勢か、学び、それを仕事に生かします。
「安楽な姿勢」という例文を挙げて、教えなければなりません。
このように、介護のテキストには辞書で調べただけでは使用例がピンと来ない
語彙もたくさん出てきますが、そのような場合、ネットの情報が役に立ちます。
これは専門用語かな?と感じたら、辞書だけでなく、ネット検索をすることが
大切だと思います。
今まで教えたことのない語彙や、類義語を教えるのは勉強になりますし、新たな発見があり、とてもおもしろいです。