初級終了者に最適な中級への橋渡し教材に『中級へ行こう』があります。
このテキストは教師にとっても、学生にとっても非常に
いいテキストであると感じています。
初級文型を復習しながら、中級文型も学べます。
読解もテーマが身近で読みやすいです。
中でも、日本人のあいづち関する読解文は日本事情を知るのに役立ちます。
「日本人はあいづちをよく打つ、でも、あいづちは必ずしも肯定を意味しない。話を聞いていますよという合図である。」という内容です。
学生に聞くと、あいづちはあるが、日本人ほど頻繁にしない、人によってあまりあいづちを打たない人もいる…など、いろいろな意見が出てきます。
「はい」「ええ」「うん」などのあいづちの他に、
「へえー」「えー(驚き)」「すごい」「さすが」などの表現も一緒に入れて、会話練習をしたりします。
コミュニケーションを円滑に進めるために必要だと思います。
昔、外国人の友人と日本語で話している時、相手が全く
あいづちを打たないので、心配になり、何度も「聞いてる?」と確認したことがあります。
その時、あいづちについて改めて気づかされました。
学生同士、あいづちを時にオーバーに打ちながら、
会話練習をしていました。聞いていて、楽しかったです。