「気持ち」と「気分」は同じ意味?2019年9月9日

学生からよく出る質問です。

もちろん違う部分があります。
では、どのように違うのか。

似たような意味で使える場面もあるので
まず、例を出して教えます。

そして、どちらか一つしかない機能を教えます。

「気持ちが悪い」「気分が悪い」
で考えると、わかりやすいです。

体の具合が悪いとき、どちらも使いますが、それ以外の場面でも使います。
そこにわかりやすい違いが生じてきます。

国語辞典と類義語辞典を見る。
辞書の説明をわかりやすく、簡潔に提示する。
理解しやすい場面を示し、例文を挙げる。
学生に自分の経験を語彙を使って話させ、理解を確認する。

類義語の教え方は基本、この流れです。

語彙を教えるのは好きです。
調べたり、考えたりしていると、日本語について新たな発見があり、楽しくなります。

教師は授業中は1人で、フィードバックしてくれる上司はいません。
けれど、学生がその役割を果たしてくれます。

説明や例文がわかりにくければ、
「わかりません。」と言ってくれたり、
言わなくても顔に書いてあったり。

学生の反応から教師は学びます。

また、こんな経験もあります。

先日、テキストの語彙を教えていたとき、既習語彙が出てきたので、学生に例を挙げてもらいました。

すると、私が考えていた例文よりわかりやすく、的を射た例文が出てきました。
褒めながら、思わずメモを取りました。

学生のほうがうまい!とちょっと情けなく思いつつ、何だかうれしかったです。

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