「日本語で説明する」練習をゲームにする 2019年2月20日

英会話など、外国語の学習経験のある方はおわかりになると思いますが、外国語を話す上で、難しいのは「説明する」ことです。

「説明」に比べると、「日常会話」のほうが易しいと感じます。

介護の日本語教育をしている学生からも、「日本語で申し送りをするのが難しい」という声を聞きます。
そこで、「申し送り」の練習をしてみました。

詳細な場面設定をした上で、申し送りの練習をする方法もありますが、ある程度のレベルがあるので、即興で申し送りの練習を行いました。

ゲーム要素を加え、学生全員で、ひとりの利用者さんの申し送りを完成するというスタイルにしてみました。

使用してほしい文型をいくつか板書してから、1番目の学生は自分で利用者さんの状況設定を考え、1文話します。そして、次の学生はその続きを考え、1文話します。
ストーリーをつなげていき、最後の学生が申し送りを終わらせます。

途中で、続きがなかなか出てこない学生がいると、他の学生がヒントを出したり、皆で協力し合う姿が見られました。

留学生対象のクラスでも、初級から「説明」の練習を取り入れています。

語彙の復習時などに、語彙のヒントを出して、他の学生に語彙を当てさせるゲームです。

ゲーム要素を取り入れると、苦手意識のある「説明」の
日本語の練習も、積極的に取り組み、また、皆で助け合いながら、リラックスして話す様子が見られます。

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