変化の「〜ようになりました。」を教えて、自由に文作成をさせると、出てくる非文です。
「わかる」は可能形になりません。
それはどうしてか。
教師は学生にわかりやすく説明しなければなりません。
動詞にはいろいろな種類があります。
意志動詞、無意志動詞、継続動詞、
瞬間動詞などなど。
不自然な文が出てくるのは、これらの動詞の性質が使用文型と合わないことが原因となることも多々あります。
他の品詞も同様ですが、動詞の種類に
ついては日本語教師養成講座でじっくり
勉強します。
ネイティブは自然に使い分けているので勉強しないと、日本人でも学生の質問には答えられないでしょう。
学生に教えるとき、「無意志動詞は〜」
などとは言いませんから、わかりやすく説明することが大切です。
他によくある非文は、
「先生、結婚しましたか。」
正解は「結婚していますか。」
これも動詞の性質に非文の原因があります。また、「結婚しましたか。」が成り立つ場面もあります。
例を挙げて、説明しなければなりません。
養成講座の理論で学んだことが実際に
教えるときに生きてくる例です。