海外で教える現実 2018年3月23日

日本語教師として、ワーキングビザを
取り、海外で教える場合。

何度か、書きましたが、私は韓国で教えていました。

1度目は養成講座が修了し、採用試験を受けて非常勤になったばかりの頃。

その学校の紹介で、韓国企業の日本語
研修所で3ヶ月、教えました。
日本とほぼ同じ教え方で、いきなり週21コマ、大変でした。

2度目は帰国してから、3ヶ月目。
当時、新人が国内で仕事を得るのが困難
な時代で、また、海外の学校を探し始めました。

修士号のない私が受けられるのは、
海外の民間の日本語学校がほとんど。

行きたい国がありました。シンガポールや、香港。
調べたり、学校に問い合わせたりしました。
ところが、どちらも家賃が非常に高い国。給料だけで、生活できるか…たぶん厳しいだろうと判断しました。

そんなとき、アルクのセミナーで、韓国の大手の日本語学校で採用を担当している方の話を聞く機会があり、ここなら
生活できると思い、応募し、教えることになりました。

週30コマで、やはり大変でしたが、
教え方は日本と違ったので、
何とか2年働き、生活することができました。

海外で教えるのはいろいろな入り口があると思います。

公的プログラムなら、待遇はしっかりしていると思います。

修士号があれば、海外の大学など、更に待遇のよい機関で働くチャンスがある
でしょう。

いずれにしても、海外で教えたいなら、
行きたい国の日本語教育事情や、
生活費、受ける機関が信頼できる機関かどうか、しっかり下調べをしたほうが
いいです。

国によっては、その国の母語がある程度
できることが条件だったりします。

また、私は3ヶ月の経験だけで海外に
行きましたが、国内で3年くらい、経験を積んでから行ったほうが、少し余裕を持って教えられると思います。

とはいえ、行きたい国がある方は、
未経験でも思い切って行くのもいいと
思います。

海外で学んだことはいろいろありますが、いちばんよかったのは留学生の
気持ちが、自分の海外経験と重なり、
理解できるようになったことです。

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