台風に続き、今度は北海道の大地震。被災地の方々は本当に大変だと思います。地震は予測できないので、本当に怖いです。これ以上、起きませんように…。
今回は教師の性格に関するテーマです。楽観的、悲観的、どちらが向いていると思われますか。
正解はどちらでもOK…だと私は思います。中間が理想的だと思いますが、見事にバランスの取れた方、なかなかいらっしゃらないと思います。どんな欠点も長所の裏返し。だからこそ、人間味があり、おもしろいのだと思います。
ただ、「楽観的すぎる」「悲観的すぎる」のは、マイナスに働きます。楽観的すぎると、自分の足りない部分に気づけない。悲観的過ぎると、自己評価が低くなり、自分はダメだと思いこみ、潰れかねない。
私は子どもの頃から「悲観的すぎる」と、よく言われてきました。自覚もありましたが、なかなか改善できませんでした。でも、日本語教師になってから、この欠点は直していかないと、悪影響が出ると痛感しました。
プロになってすぐ、韓国で優秀な企業人を教えていた時、煮詰まってしまい、先輩の先生に、「私は日本語教師に向いていないと思うんです。」と言ったことがあります。
すると、「それはあなたが判断することじゃない。向いているかどうか、判断するのは上の人間。」と言われたことがあります。一見、厳しい言葉に聞こえますが、奥深い言葉だと思います。気持ちが楽になりました。
「もっと楽観的になろう!」と自分なりに努力し始めてから、30年あまり。以前と比べると、「どちらかというと悲観的」レベルぐらいになれたかなと思っています。