久しぶりに、東京へ友達に会いに行きます。
知らないうちに新宿のバスターミナルも新しくなり、東京は帰省する度に、私の知らない街に変貌していくようです。
東京の人は冷たいと、なぜか留学生にも言われますが、生まれ育った私は感じたことはありません。
子どもの頃は近所付き合いが盛んでした。
中学、高校は電車通勤で、下町の生徒が多く、人情の深さを感じました。
大学に入って、様々な出身地の友人に出会い、その土地の話や、方言を聞くのが好きでした。
遊んだり、働いたりした新宿、渋谷。
だいぶ変わりましたが、懐かしい街です。
変化し続けるのは首都の宿命。
子どもの頃、東京に高層ビルがひとつ、
またひとつと、建っていくのを感動しながら見上げていました。
今や東京はTO K YOに生まれ変わったようです。
それでも、外国人も含めて、いろいろな人たちが住んでいる、せわしない東京が好きです。
長野に戻るとき、長野のきれいな空気と対照的な、汚い新宿の空気を吸い込み、
またね、とお別れのあいさつをしてきます。
誰にとっても、どこであっても、故郷は特別な場所なんだなと思います。