文字が三種類もある! 2018年4月16日

日本語学校の留学生は、ひらがな、カタカナ、漢字を勉強しなければ
なりません。

もちろん、国である程度、学習していますが、
忘れている文字や、字形が崩れて
いる場合もあります。

ですから、入学後、丁寧に練習していきます。

アルファベットを思い出すと、
ひらがな50音を覚えるだけで、
かなりの負担であることが
わかります。

一見、覚えにくそうなハングル文字も、ひらがなに比べると、システマチックに作られており、ずっと覚えやすいです。

ひらがなもカタカナも元は漢字から来ています。
けれど、元の漢字とかなり違いますし、日本人も、漢字圏の学生も、
あまり意識したことはないと思い
ます。

頑張って、ひらがなを覚えたところで、ひらがなと似た文字も多い
カタカナの学習へ。習う学生は大変です。

そして、最後に漢字が待ち構えています。

非漢字圏は言うまでもなく、漢字圏の学生も、自国と少し違う字体も
ある日本語の漢字を正しく書くのに練習しなければなりません。

カタカナ、漢字は日本語学校にいる間、繰り返し繰り返し復習しながら、覚えていきます。

教師側も、書き順に関しては、確認してから教えなければなりません。

ひらがな、カタカナ、漢字、確認してみると、自分の書き順と違うことがあります。

文字を覚えるのはそれほど簡単ではないという認識の上で、指導していくことが大切だと思います。

国籍や、個々のペースにより、習得度に差が出ますが、教師は学生の
目線に合わせて、効果的に、根気強く教える必要があります。

ちなみに、文字指導は、対象者によっては、行わない場合、ひらがな、カタカナだけを教える場合も
あります。

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