日本語学校の学生は若い学生が増えています。
初めての海外、そして、留学生活。
国にいたときは、家族と住んでいて、ごはんを作ってもらい、身の回りのこともお母さんがしてくれていた学生が多いです。
それが、異国に来て、気候や文化、食生活が違う環境で、自分のことは自分でしなければならなくなります。
地方の日本語学校は寮に住む学生が多いですが、自国とルールも違う中での
共同生活。自炊もしなければなりません。
アルバイトをしている学生もたくさんいますが、自国で働いた経験がない学生も多いです。
このような環境の中、毎日、日本語を勉強する。
学生にとっては、予想していたより厳しい生活だと思います。
新入生も、徐々に疲れが見え始めている学生もいます。
授業中、元気がない、疲れが見える学生は放置してはいけません。
大人数クラスを進めながら、そのような学生に声がけしていくことは、大変ではありますが、隙を見て、また、休み時間に話しかけ、理由を聞きます。
慣れないバイトで疲れているとか、
風邪で体調が悪いとか、
夜、寝たくても寝られないとか、
ごはんを食べていないとか、
国の家族が病気になったとか、様々な理由があります。
声をかけると、そのあと、奮起して頑張る学生もいます。
体調がとても悪いのに、無理をして学校に来た場合は、薬を飲ませたり、担当の方に、病院へ連れていってもらうこともあります。
授業中、教師には学生に対する責任があります。
学生の様子をよく見て、対処しなければなりません。
もちろん、授業後に、担任にも話します。
私も韓国で教えていたとき、気候や食生活の違い、言葉のストレスなどで、よく眠れなくなったり、体調が悪くなったりしたことがあります。
海外生活をしたことがある方は、
多かれ少なかれ、同じような経験があるのではでしょうか。
留学生、ひとりひとり、いろいろなバックグラウンドを持っています。
学生を知ること、今の生活を知ること、声をかけ続けることはとても
大切です。