外来語のおもしろさ 2018年11月26日

日本語には多くの外来語があります。
例えば、「コーヒー」。韓国語では「コピ」です。初めて聞いたとき、語感がかわいいなと思いました。

なぜ同じ英語の外来語がこのような違いを生むのか。
簡単に言えば、日本語の外来語は基本、原語の表記に基づく。それに対して、韓国語の外来語は基本、原語の発音に基づくからです。

もちろん、「ヴァイオリン」など、発音に基づいた外来語も使われていますが。

外来語というと、英語から取り入れたというイメージが強いですが、英語以外の外来語もたくさんあります。
例えば、ズボン(フランス語)、タバコ(スペイン語)、
カステラ(ポルトガル語)、インテリ(ロシア語)…。

外来語を教えるために、辞書を引くと、原語がわかり、興味深いです。原語の意味とずれた使い方をする外来語もあります。

ちなみに、中国から借用した大量の「漢語」は「外来語」の定義には含まれないのが一般的です。

外来語を教えると、欧米系の学習者や、英語が流暢な学習者から、
「どうしてそんなに違うのか。」と責められたり、また、笑いが生まれたりすることがありますが、「外来語」は「外国語を基にした日本語」なのです。

日本語も「外来語」として使用されていますよね。
例えば、「カラオケ」。でも、その発音は国によって少しずつ違います。

外来語は本当におもしろいなと思いつつ、学生の反応を楽しんでいます。

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