恒川光太郎の風の古道。彼の作品はほとんど読んでいますが、いちばん好きです。その不思議な世界の住民になったかのように、ぐいぐい惹き込まれます。
山田詠美の120%coool。日本語を自在に操る言葉の天才、山田詠美。こんなリズム感の小説は誰にも真似できません。
津村節子の華燭。女の業、したたかさ、弱さ、虚栄心を淡々と紡ぐ津村節子。
中でも名作中の名作だと思います。
桐野夏生のO U T 。ほぼ全作読んでいます。有名な作品ですが、リアリティーがあり、主人公たちの行動に違和感を覚えなくなります。意外なラストも大好き
です。
伊坂幸太郎のオーデュポンの祈り。
パラレルワールドに入り込んだ気分になります。静けさと狂気がたまりません。
乃南アサの結婚詐欺師。名作の多い方ですが、この作品は女性なら、感情移入せずにはいられないのではないでしょうか。
海外ですが、フリーマントルの明日を望んだ男。イスラエルの諜報機関モサドが執拗に元ナチスの戦犯を追い詰めていく話。確か、実話に近いと、聞いた記憶が…。スパイ小説、ノンフィクション好きの私のNo.1です。
こちらも海外物で、トマスハリスのレッドドラゴン。初めて人喰いハンニバルレクター博士が登場します。
ドラマの「ハンニバル」も大好きでした。小説「ハンニバル」のラストも大好きです。映画「ハンニバル」はがっかりしました。
海外もので、シャーリーコンランの
悪夢のバカンス。本当に悪夢です。
よくある映画のように、救ってくれるヒーローは現れません。
長くなってきたので、この辺で。
読書好きの方はたくさんいますが、同じ読書傾向の方はなかなかいないものですよね。
ただ、日本語教師は大抵本好きです。
やはり国語力が必要な仕事ですから。
中級以上は書き言葉を教える機会も多いので、読書経験は必要だと思います。