ルーブリック評価法 2018年9月3日

これは現在、日本の学校教育、大学、看護実習などで導入が始まっている評価法です。

従来の評価法と違い、学習者の思考力、独創性、積極性、問題解決能力などの達成度が測れる画期的な評価法です。

まず、達成目的を設定し、その達成のレベルを段階的に分けた表で示します。縦軸は評価項目、横軸はレベル(4~5段階程度)に分けて示します。

この表を予め学習者に示すことで、評価基準を学習者と講師が共有することができます。また、予め明確に示すことで、学習者のモチベーションアップにつながる、自身の課題が評価によって明確にわかる、評価の公平性が保てるなど、メリットがたくさんあると言われています。講師にとっても、先に評価表を作成しておくことで、評価がしやすくなるでしょう。

具体例としては、大学におけるプレゼンテーションを目標とした授業、レポート作成、卒業論文などがネットで公開されていました。

日本語学校は、基本的に、進学を目的とした教育機関なので、受験する専門学校や、大学に提出する技能別の成績を出さなければなりません。そのため、ルーブリック評価法を取り入れるのは難しい側面がありますが、プロジェクトワーク、卒業スピーチ、学習者主体の授業などに使うと、効果的なのではないかと思いました。

また、新人教師の研修、中堅教師のブラッシュアップ研修などに使用すれば、今、自分に足りないスキルが明確にわかり、効果的なのではとないかと思います。
教師のスキルで考えると、教案、教案をもとにした授業の実施、学生に対する目配り、フィードバックの仕方などが項目として浮かびます。

いつか私も機会があれば、取り入れてみたいと思っています。

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