ドリル、ペア練習の指名方法 2018年5月20日

ドリルはまず、全体ドリルをします。それから、指名してドリルをすることも多いです。

0レベルは初めは学生も緊張しているので、席順通りに指名します。
新しい活用形のドリルも席順通りにテンポよく当てたりします。

ドリル練習に慣れてくると、学生個々の取り組みも差が出てきます。

この場合は、ランダムに、あまり
口を開かない学生を当てたり、集中していない学生を当てたりして、
ドリルに意識を向かせます。

クラス全体が弛緩した雰囲気のときも、ランダムにどんどん当てていきます。偏りなく公平に当てるように気をつけます。

ペア練習は、となりの学生や、後ろの席の学生、斜め後ろの学生など、
変化を持たせて組ませます。

学生同士の相性を考慮することも
大切です。

また、ちょっと雰囲気を変えたいときは、くじ引きでペアを決め、学生を動かして、組んだ相手の隣りに
移動させます。

ペア練習の発表は、自由度の高いディスコースや、暗記して発表する場合は、練習したペアで行うことが多いですが、短い会話練習などの
場合は、練習した学生と違う学生を指名して、発表させることもあります。

また、学生に、質問したい学生を
自由に決めさせて、質問する、次は答えた学生が質問したい学生を決めて質問する…という発表のさせ方もあります。

ただ、このやり方は指名される学生が偏ることもあるので、違う国の学生にするとか、遠くに座っている学生にするとか、ある程度、教師が介入するときもあります。

他にもいろいろなやり方があると
思いますが、大人数クラスの場合は、変化を持たせること、偏りなく発表の機会を作ることを意識して、指示を出しています。

それにより、授業が単調になることを防ぐ効果もあると思います。

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