今は教師にとって、至れり尽くせりの
テキストや、文法解説書がたくさん出版されています。また、ネット上でも情報を得ることができます。
つい頼りたくなりますが、語彙や文型を教えるときは、まず、自分でたくさん例文を作ってみると、勉強になります。
中上級の文型などで、自分で例文を作ってみると、ポジティブな文やネガティブな文に偏ることがあります。
あれ?そういう文型なのかなと、本で調べてみると、どちらの使い方もあって、驚いたことがあります。
例文と自分の性格に関係性があることに気づいて、笑ってしまいました。
教えるときに、客観的視点は欠かせないので、必ず本でも調べますが、まず、自分で作ってみると、自分の偏りに気づけたりします。
調べることはもちろん大切ですが、自分で考えることをしないと、自分の中に積み重なっていかない気がします。
講座ではテキストに頼らず、まず、自分で考えてもらいます。
その癖をつけておくと、学生の思いがけない質問に対して、その場で対応できる力が少しずつ養われていくと思います。