初級はまず、ひらがな→カタカナを教えます。国で勉強してきた学生も、もう一度、字形、発音指導をしっかりやります。
母語の干渉が字形や発音に影響していますから。
ひらがな、カタカナは清音、濁音、半濁音、拗音、促音、長音、拗音+長音があります。
特に、注意するのは促音の拍感覚。
ミニマルペア(きて、きって)などで練習します。
撥音(ん)は三種類あるので、これも練習します。
拗音も拍感覚が大切。ミニマルペアなどで練習します。
そして、長音。あいうえおが長音になりますが、え段とお段は例外を除いて、表記と発音が一致しません。
例えば、
長音の前がえ段→「とけい」
長音の前がお段→「おとうさん」
ここもしっかり練習します。
カタカナはまず、どんな言葉に使うか。
似ているカタカナ、似ているカタカナとひらがなも提示して、練習します。
そして、パーティー、ウィスキー、ファイルなどの特殊音もよく使う言葉を練習します。
ひらがな、カタカナも外国人にとっては易しいわけではありません。
初めにしっかり教えることが大切です。